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1999年10月27日、新東京百景の一つであり、東京都より名勝指定を受けた薬師池公園（約10万3000平方メートル）に、写真美術館「町田市フォトサロン」がオープンしました。 町田市フォトサロンは、写真家・秋山庄太郎氏の諸作品を常設展示する町田市立の写真美術館です。
「秋山庄太郎常設展示室」は本館２階にあり、約２か月に1度、展示替えをしています。この展示室では、秋山氏の作品のほか、年に１度、特別展として、同氏が主宰する「花の会」の作品展も開催されます。
本館1階には「企画・市民展示室」が置かれています。この展示室では、特別展や企画展開催期間を除いて、市民の作品発表の場に利用できます（使用料１日1,000円。１〜２週間使用可）。町田市フォトサロンの市民展が他の施設のいわゆる貸しギャラリーと異なるのは、「お客さまに観ていただく」ことを重視していることで、そのためミュージアムの専門職員である学芸員が、市民展開催にあたって、準備・展示の仕方・パネルの作成・飾り方・動線・照明・ＢＧＭなど、デイテールに至るまでご相談に応じたり、お手伝いをさせていただいています。展示作品は壁面の色合いや牌明の設定などによっても大きく左右されますが、本館の壁面の素材や色調、スポットは秋山庄太郎氏のアドバイスや指示に基づいており、開催された市民の皆さんから好評を得ています。
また、町田市民病院、玉川学園高齢者在宅サービスセンターに当館協力のギャラリーがあり、秋山庄太郎氏や市民の作品を展示しています。
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＊内部展示風景は、同サロンよりの抗議により削除致します。
又文書情報は、公開資料を引用したものです。 |
町田市フォトサロンの設立経緯
秋山庄太郎氏が花の撮影のために町田市を訪れるようになったのは、10年以上前のことです。えびね苑・かたかごの森・薬師池公園の蓮池・七国山の山野草・ぼたん園などをはじめ、知的障がい者団体が運営する町田ダリア園では自ら指導する撮影会も開催してきました。そのようななか、自然愛好家や写真愛好家など多数の市民の方々が「秋山先生の写真美術館をぜひ町田市に設立してほしい」と、町田市に要望を寄せられ、また同氏のスタジオに出向いて、秋山氏に懇願された方もおられました。
秋山氏は町田市と市民の熱意、町田市の花のある街づくりの姿勢に賛意をあらわすとともに、「時代のあり方にも則した小さな施設なら」ということで、ミュージアム設立の方向へ動き出しました。それから約３年間、美術館の設置場所や運営方法などが、町田市、専門家、学識経験者、秋山氏とご家族、市長委嘱による設立準備委員会（会長＝東海大学助教授・田丸重彦）によって検討されました。設置場所は、写真愛好家にも人気があり、市民の憩いの場でもある、四季を通して草花が楽しめる薬師池公園内の公園管理事務所をリニューアルして置かれました。
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収蔵作品
秋山庄太郎氏の作品については、ご本人より無償で寄贈・寄託を受けているもの約3,000点のほか、テーマに応じて新作も制作しています。また、市民の方々からは、特別展や企画展の折に公募した作品で、風景写真や、古写真などの寄贈や寄託を受けています。
秋山庄太郎氏の主な収顧作品
「365シリーズ」（『花−365日』『花−365日いちごいちえ』『花邁進366日』『遊写三昧 花−365日』）『昭和の美女』『平成の美女』『右往左往の日々』（海外で撮影した作品など）『春の花木』（各地の春の草木により構成）『風描雨刻』（抽象の作品群）『花信（はなだより）』（ポストカードの作品群）『ダリア』『山野草』『チューリップ』等。
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内部展示風景は、同サロンよりの抗議により削除致します。 |
町田市フォトサロンのご案内
開館時間
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午前９時30分〜午後４時30分（入館は午後４時まで）
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休館日
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毎週火曜日（祝日にあたる場合は翌日）、年末年始（12月29日〜１月３日）、展示替えや館内整備のための臨時休館日。 |
| 入場料 |
一般100円／団体（20名以上）70円／障がい者と付き添い（1名）半額／中学生まで無料（チケットは、秋山庄太郎氏撮影の「薔薇」「チューリップ」「ダリア」の３種類から選べます）。 |
| 本 館 |
１階（150.30平方メートル）
企画・市民展示室 売店コーナー（写真集・ポストカードなど）
トイレ（男性・女性・身障者用） 事務室 警備員室 など |
２階（135.27平方メートル）
秋山庄太郎常設展示室 休憩コーナー 学芸員室 など
身障者用エレベーター設置 |
| その他、別館・別所在地 |
収蔵設備・学芸員研究室・資料室・障がい者作業室等を置 いています。 |
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